洋ランは、その優雅な花姿と独特の香りで、世界中で愛される植物のひとつです。
しかし、「育てるのが難しそう」と感じる方も少なくありません。
今回は、洋ラン初心者でも楽しめる種類と選び方のポイントをご紹介します。
- これから洋ランを育てたい方
- 園芸を楽しみたい方
- 初心者でも簡単に育てられるランを知りたい方
洋ランとは?
洋ランとは、主に熱帯地域を原産とするラン科植物のことを指します。
温室栽培が盛んな西洋で人気が高まり、日本では「洋ラン」として親しまれています。
育て方に少しの工夫が必要ですが、その美しい花は努力を上回る喜びを与えてくれるでしょう。
初心者向け洋ランのおすすめ種類
洋ランの種類は数千を超えますが、初心者には以下の4種が特におすすめです。
おすすめ洋ラン①ファレノプシス(胡蝶蘭)

蝶が舞うような優雅な花姿が魅力的な洋ランの一つで、お祝いの花として定番の洋ランです。
色や形のバリエーションも豊富で、大型のものから小型のものまで多様な洋ランの一つです。
ホームセンターでも売られていることが多い洋ランなので、お手軽に手に入る洋ランでもあります。
育て方のポイントとして、寒さが弱いので暖かく室内の明るい場所で育てるのに適しています。
水やりは夏は多めで、冬は少なめを与えるようにしましょう。
特に冬場は、寒さにあたると根腐れを起こしやすいので水やりには注意が必要な品種です。
おすすめ洋ラン②カトレア

カトレアは「洋ランの女王」と呼ばれる、豪華で大きな花が特徴です。
花が美しい品種のものが多く、よくコサージュやブーケなどにも使われています。
また、品種によって寒さに強いものもあるため、初心者は寒さに強いものを選んで育てると育てやすいですよ。
育て方のポイントとしては、カトレアは高い木に着生しているため、通気性の良い環境を好みます。
水やり後すぐに乾くような用土を使用すると元気に育ってくれますよ。
また、明るい日陰で育てると花が長持ちします。
おすすめ洋ラン③デンドロビウム

デンドロビウムは、小ぶりな花が連なるように咲き、初心者でも開花が楽しめる種類です。
「デンドロ(木)」と「ビウム(生ずる)」に由来し、野生では主として樹上に着生するランとして知られています。
育て方のポイントと言っても、ランの中では比較的気温の変化に強く、寒さに耐える力もあります。
室内であれば、温室を用意しなくても、窓辺などの明るい場所で育てることができます。
おすすめ洋ラン④シンビジウム

シンビジウムは小ぶりな花が房のように連なり、優雅で上品な雰囲気を漂わせます。
ランにしては珍しく、寒さに強く冬から春にかけて開花するため、初心者でも長く花を楽しむことができます。
育て方のポイントとして、耐寒性があり、寒さにも比較的強い種類です。
日当たりの良い窓辺やバルコニーで育てるのが理想的ですが、夏の直射日光は避けるようにしましょう。
水やりは表土が乾いたタイミングで行い、風通しの良い環境を心がけてください。
個人的に洋ランを育てたことがない方におすすめなのが、シンビジウムです。
シンビジウムだけは同じ株?を7年ほど育てていますが、水やりと液肥だけで元気に毎年花を咲かしてくれています。
洋ランの選び方のコツ
洋ランを購入する際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 健康な株を選ぶ: 葉が青々としており、しっかりとした茎を持つ株が理想的です。
- つぼみが多いものを選ぶ: つぼみが多い株は、家に持ち帰ってからも長く花を楽しめます。
- お店の環境をチェック: 洋ランが清潔で適切に管理されているショップを選ぶことで、元気な株に出会えます。
初心者が失敗しないためのポイント
- 水の与えすぎに注意
洋ランは着生の植物なので乾燥気味を好む植物が多いです。
根が腐る原因になるため、必ず鉢底が乾いてから水やりをしましょう。 - 適切な光を確保
洋ランは、基本的に直射日光に弱い種類が多いです。
そのため、直射日光は避けつつ、明るい場所で育てることが重要です。
薄いカーテン越しの日差しが最適です。 - 植え替えは1年に1回
洋ランは根が伸びやすい植物なので、適度に植え替えを行うことで健康に育てることができます。
まとめ
初心者でもコツをつかめば、洋ランを長く楽しむことができます。
まずは管理が簡単な種類から挑戦し、ゆっくりとランの魅力を深めてみてはいかがでしょうか?
華やかな洋ランが部屋を彩り、生活に豊かな潤いを与えてくれることでしょう。
また、2月は世界ラン展が開かれています。
ぜひ一度この機会にいってみてはいかがでか?
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