園芸は、自然と触れ合いながら心を癒し、暮らしに彩りを与えてくれる素敵な趣味です。
最近ではベランダや小さな庭、室内で手軽に始められるガーデニングも人気を集めています。
でも、いざ始めようと思っても
「何から始めたらいいの?」
「枯らしたらどうしよう…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これから園芸を始める方が失敗せずに楽しむための「5つのポイント」をご紹介します。ぜひ参考にして、あなただけの園芸ライフをスタートしてみてください。
1. 日当たりを考えてから始める!

植物にとって「光」は成長に欠かせない要素の一つです
多くの植物は日光を浴びて光合成をおこない、元気に育ちます。
そのため、園芸を始めるときは、まず「どこで・何を・育てるか」を考えることがとても大切です。
植物によっては日光の好みも異なります。
例えば、トマトやバジルなどはたっぷりの日光が必要ですが、
シダ類や観葉植物の中には「半日陰」を好むものもあります。
あなたの自宅がどのような日当たりなのかをチェックして、育てられる植物を選ぶことが大切です。
2. 水やりは朝〜午前中が基本

「水やり」は植物の世話の中でもっとも基本的で、もっとも奥が深い作業です。
その水やりの時間帯がとても重要になります。
基本は「朝〜午前中」におこなうのがベストとされています。
理由は2つあります。
1つ目は、朝の水やりはその日の暑さに備えて植物を潤すことができるからです。
特に夏場は日中に気温が上がり、鉢の中の水分が蒸発しやすいため、朝の水やりがとても効果的です。
2つ目は、夕方以降の水やりは土が湿ったまま夜を迎えることになり、根腐れや病気の原因や冬であれば霜に当たってしまう可能性があるためです。
そのため、園芸を始める際には
「毎朝数分、植物の世話に時間を使えるか」を自分の生活の中で考えておくことが大切です。
忙しい朝の時間帯ですが、植物と向き合うこのひとときが、心を落ち着ける大切な時間になるかもしれません。
3. 虫対策は最初からしておく!

「虫が苦手で…」という理由で園芸をためらっている方も多いですが、実は虫対策は「発生してから」より「発生する前」にして対策をしておく方がずっと簡単で効果的です。
例えば、鉢植えに使う用土は清潔な市販の培養土を使うことで、土中の害虫の侵入を防げます。
また、鉢の下に敷く受け皿には水をためっぱなしにしないよう注意し、ボウフラやコバエの発生を防求事ができます。
また、化学肥料や赤玉土や鹿沼土、バーミキュライトなどの無機質の用土を使うことで虫の発生を抑える事ができます。
他にも、植物の葉や茎に時々目を向け、異変がないかをチェックする「観察習慣」も大切です。
小さな虫を見つけたら、テープで取り除いたり、薬剤を最小限使って対応できます。
さらに、天然成分の忌避剤や虫よけネットを活用するのもおすすめです。
虫を完全にゼロにすることは難しいですが、あらかじめ対策をしておくことで「慌てず・怖がらず」に対応できます。
4. 好きな植物を育てる!

園芸は「好きこそものの上手なれ」がまさに当てはまる世界です。
育てやすさやおすすめランキングも参考にはなりますが、まずは自分が「かわいい!」「育ててみたい!」と思う植物を選びましょう。
例えば、料理が好きな方なら、バジルやミニトマトなどのハーブ・野菜がおすすめです。
毎日の食卓に自分で育てた食材が加わると、いつもより美味しく感じます。
私も、プランターで、イタリアンパセリやバジル、ローズマリー、タイムなどを育てています。
花が好きな方なら、季節の花を楽しめるプランターガーデンが良いかもしれません。
インテリアにこだわる方には、おしゃれな観葉植物も人気です。
植物への「愛着」は、毎日の世話や観察のモチベーションにつながります。
少々手がかかる植物でも「この子は絶対育てたい!」と思えるものなら、大切に向き合えるはずです。
5. 失敗しても楽しむ!

最後に、園芸においてとても大事な心構えをお伝えします。
それは、「失敗しても楽しむ」ということです。
植物を育てていると、どんなに気をつけていても、枯れてしまったり、虫にやられたりすることがあります。
特に最初は、土の加減や水やりのタイミングがつかめず、うまく育たないこともあります。
でも、それで落ち込む必要はまったくありません。
むしろ、「なぜ枯れたのか?」「次はどうすればいいか?」と考えることで楽しむ事ができます。
植物は話してくれませんが、葉や茎、色、成長スピードなどを見て私たちにサインを送ってくれます。それに気づき、向き合うことで、あなたの「園芸力」は少しずつ確実に育っていきますよ。
そして何より、土に触れ、緑に囲まれた時間そのものが、心を癒し、毎日の生活を豊かにしてくれるはずです。

ある論文では、植物に挨拶をしていたり、ポジティブな声掛けをすると成長速度が上がったり、美味しくなったという発表があります。
園芸を楽しむならぜひ、植物たちに声掛けをして毎朝癒されてくださいね。
まとめ
園芸を始めるには、少しの準備と、ちょっとした心構えがあれば十分です。
今回ご紹介した5つのポイントをお伝えしましたが、まずは気軽に一歩を踏み出してみる事が大切です。
- 日当たりを確認してから始める
- 水やりは朝〜午前中、朝の習慣にしよう
- 虫対策は最初から!
- 好きな植物を育てて楽しもう
- 失敗しても大丈夫!それも楽しみの一つ
植物との暮らしは、日々に小さな発見と喜びをもたらしくれますよ。
あなたの園芸ライフが、楽しく充実したものになりますように。
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