どうもOKiNiガーデンのtakunekoです。
今回は意外と知られていない毒のある観葉植物を10個ご紹介します。
前回紹介した毒のある雑草のほかにも、あまり知られていないのですが、毒のある植物というのは意外にも多くて、観葉植物も例外ではありません。
ここに紹介されている以外の観葉植物にも毒があるものもあるため、注意はしておいてください。
また、「身近に毒のある雑草」で紹介した『エンジェルトランペット』のように触れるだけで危険というもの無いのでその点はご安心を。
早速ご紹介していきますね。
毒のある観葉植物1個目ポトス
一つ目は植物がある家庭にはありそうなポトスです。
品種も色々あり、初心者におすすめされる観葉植物の一つです。
サトイモ科の植物で、室内で簡単に育てることができ、100均でもよく見かけますね。
エコプランツと言って空気清浄効果の高い観葉植物としても知られています。
ポトスの毒性
ポトスの全てに毒があり、毒性はシュウ酸カルシウムになります。
料理でもつかわれる里芋と同じ成分で料理をされる方ならわかる人もをいると思いますが、里芋の皮をむいていると手がチクチクしたり痒くなったりすることがあると思います。
その原因をつくっているのがこのシュウ酸カルシウムです。
ポトスにはこのシュウ酸カルシウムが全ての部分に大量に含まれているため、汁液に触れると、肌の弱い人なんかは炎症をおこしてしまいます。
また、誤食してしまうと最悪の場合呼吸困難になる可能性もあるので、ペットやお子さんが食べないように注意しておきましょう。
毒のある観葉植物2個目モンステラ
2つ目に昇華するのはモンステラです。
ポトスと似ていいますが成長すると葉っぱに切れ込みが入ることで見分けることができます。
画像のような斑入りのものや麩が入っていないものや小型のもの、大型のものとさまざまな種類があります。
フィロデンドロンという観葉植物の仲間でフィロデンドロンにも同じような毒があります。
モンステラの毒性
モンステラの毒素は茎と葉っぱに多く不溶性シュウ酸カルシウムです。
皮膚が弱い人だと樹液が付くとかぶれてしまうことがあります。
また、誤食してしまうと、軽度ですが嘔吐や口内が腫れてしまいます。
そこまで強い毒素では無いようですが、体の小さな子供やペットには接種してしまわないように注意が必要です。
毒のある観葉植物3個目アンスリウム
アンスリウムもさといもの仲間で赤い花のようなは葉っぱが特徴てきな観葉植物です。
アンスリウムの毒性
アンスリウムもサトイモ科の植物でシュウ酸カルシウムを持っています。
毒素としてはそこまで強くは無いようで、誤食してしまうと喉の痛みや嚥下困難、嘔吐を引き起こす可能性があります。
毒素が低いと言っても小さなお子さんやペットにとっては重大な問題になる可能性が高いため手の届かないところに置くようにしましょう。
毒のある観葉植物4個目スパティフィラム
スパティフィラムはアンスリウムとよく似ている観葉植物で、白い葉っぱ(仏炎苞)がスパティフィラムで赤の葉っぱがアンスリウムと覚えておくと見分けやすいですよ。
どちらもサトイモ科ということであの毒素があります。
スパティフィラムの毒性
スパティフィラムもサトイモ科ということでもちろんシュウ酸カルシウムを持っています。
ただ、スパティフィラムはアンスリウムと違い毒性が高いです。
同じ量を誤食してしまったとしたら、スパティフィラムは神経症状があらわれ、気道の閉塞、体が痙攣してしまうことがあります。
やはりこちらもペットや小さなお子さんが届くようなところにおかないことですね。
毒のある観葉植物5個目ディフェンバキア
私が結構好きな観葉植物の一つで、飲食店やお店でもよく見かける観葉植物の一つです。
こちらも、ポトスと同じで空気清浄に役にたつ植物になります。
種類によって樹形に差があるため、どんなインテリアにも合う植物でもあります。
ディフェンバキアの毒性
ディフェンバキアは樹液に含まれるシュウ酸カルシウムという毒があります。
シュウ酸は皮膚にふれると刺激を引き起こし痒くなったり、炎症を起こしたりする成分です。
特に小さいお子さんやペットが誤って口に入れてしまった場合には
口内胃炎、喉の腫れ、最悪の場合呼吸困難を引き起こす可能性があります。
小さなお子さんやペットが誤って口に入れないようにする工夫が必要になります。
毒のある観葉植物6個目ゴム木
ゴムの木は固定の種類を示すわけでなく、『フィカス・〇〇』というの種類全般のことをいいます。
代表的なもので、フィカスウンベラータ、フィカスベンジャミン、フィカスベンガレンシスなどなど
ガジュマルもゴムの木に分類される植物になります。
100均にもよく売られていたりとポピュラーな観葉植物です。
ゴムの木の毒性
ゴムの木を切ったことある方なら見たことがあると思うのですが、白い樹液が垂れてきます。
その樹液にラテックスという毒が含まれています。
ラッテクス自体はゴム手袋の材料になっているので、人体に対してはそこまで有害ではなくラテックスアレルギーの人や皮膚が敏感な人は炎症を起こします。
ゴム手袋をつけて荒れたことがある人は樹液に触れない方がいいですね。
ただ、犬猫や小さなお子さんが誤食してしまうと、下痢や嘔吐と言った中毒症状が現れますので手の届かない所に置くようにしましょう。
毒のある観葉植物7個目アイビー
アイビーは観葉植物としても人気のある蔓性の植物で、ガーデニングや寄せ植えにも人気のある植物です。
とても丈夫で、可愛らしい葉っぱでさまざまな場面で活躍しています。
アイビーの毒性
そんなアイビーですが、葉っぱと茎にはサポニンという毒があります。
誤って摂取してしまうと大量に涎が出たり嘔吐下痢や口内に痛みが起こります。
また、目に入ってしまった場合は目の痛みにもなります。
まれではありますが、大量に誤食した場合には、神経症状や呼吸困難になることもあります。
毒のある観葉植物8個目ストレリチア
ゴクラクチョウ科のストレリチアです。
花がとても特徴的で綺麗な花を咲かせる観葉植物になります。
観葉植物といっても日当たりのいいところが好きで、高さが10mにもなる植物になります。
観葉植物として売られていますが、本来の姿をみるなら外で地植えにする植物です。
ただ、耐寒性が低いため沖縄などの温かいところでないと冬の気温で枯れてしいます。
ストレリチアの毒性
ストレリチアは人には比較的弱い毒素を持っていて、特に猫(犬にも効くみたい)に対して強い毒を持っていると言われています。
ただ、その成分がはっきりと明記されているところがなくてちょっと怪しい情報ではあるような気もしますが、ストレリチアをかじって、吐き気・嘔吐・下痢という症状に見舞われているのことは事実です。
ただ、井上動物病院さんの記事にシュウ酸カルシウムが茎に含まれていたという情報がありました。
大人だとそこまで気にするほどの量では無いのかもしれませんが、小さなお子さんやペットには注意した方がいいと思います。
毒のある観葉植物9個目ユッカ
リュウゼツラン科の植物で、大きめの鉢植えで販売されていることが多い観葉植物の一つです。
耐寒性もつよく、元々日光が好きな植物でもあるため、庭木としても植えられている方もいます。
また、室内で管理する場合でも、できるだけ日光が当たるところにおいてあげる方がいい植物です。
ユッカの毒性
前提としてユッカの種類全てに毒があるわけではありません。
種類によっては、サプリメンとや猫の餌に含まれる成分として活用されています。
ユッカ全般にサポニンが含まれていますが、
このサポニンは抗炎症作用や高腫瘍作用がある良い効果をもたらすステロイドサポニンになります。
ただ、一部のユッカ(代表的なソテツなど)にはサイカシンとよばれる毒があり、腎不全や消化器官などの障害が出たり、量によっては多臓器不全による死亡してしまうこともあります。
特に猫ちゃんが好んで齧る習性があるため、猫を飼っている人はより注意が必要になります。
毒のある観葉植物10個目パキポディウム
最近人気の塊根植物の一つでもある、パキポディウムです。
種類によって色々な原産地がありますが、マダガスカルとアフリカ大陸を中心に自生しています。
ポトスやゴムの木などの観葉植物とは違い日当たりのいいところで生育しているため、外で管理した方が調子がいい植物ですが、寒さに弱いため、室内で管理されている人が多い植物の一つです。
ワシントン条約に指定されているため、輸出入に制限がかけられている珍しい植物でもあります。
パキポディウムの毒性
パキポディウムは前の記事で紹介したあの強力な毒をもつキョウチクトウ科の植物です。
すべてのパキポディウムに毒素があると解明されたわけではないのですが、一部のパキポディウムには同じように強心配糖体という毒があると解明されています。
また、海外のサイトですが全てのパキポディウムは有毒だと書かれています。
見た目から食べてしまうと言うことはないと思いますが、樹液がついたり、葉っぱを間違えて食べてしまうことのないように対策が必要です。
はい今回はここまで〜
今回は毒のある観葉植物たちをご紹介しましたが、他にもたくさんの毒のある観葉植物はあります。
この記事は怖がらせて買わないようにしているのではなく、毒も身近なものとして知ってほしいと思って書きました。
正しい知識があると対処法もしることができるので、小さなお子さんがいる家庭でも、ペットのいる家庭でも安心して園芸ライフを送ることができるようになります。
うちにも子供二人とわんちゃんがいるので健康に育ってほしいですし、花や植物にもふれてほしいと言う思いがあるので、
「毒があるから買わない」ではなく「毒があるから注意して買う」
というようにしてどちらも楽しんでほしいと思っています。
ちなみにすべての植物に言える対処方法ですが、2つあります。
- 植物を触った後には必ず手洗いをする
- 誤食するような環境にしない
の2つを徹底していたらどの観葉植物も問題なく育てることができるので安心してくださいね。
では今回はこの辺で・・・
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