ミツバ(三つ葉)の育て方|プランターで香りのよい和の葉物を栽培しよう

ミツバ 野菜・ハーブ

日本料理に欠かせない薬味野菜のミツバ。
吸い物や茶碗蒸しの彩りとして、また独特の香りを楽しむ食材として親しまれています。
「買うと意外と高いけれど、少ししか使わない」そんなミツバを自宅で栽培してみませんか?

ミツバはセリ科の多年草で、独特の香りとさわやかな風味が特徴です。
吸い物、茶碗蒸し、おひたし、和風パスタなどに大活躍し、料理の風味を一段と引き立ててくれます。

何より嬉しいのは、暑さ寒さに強く、日陰でも栽培可能で手間がかからないこと。
さらに多年草なので一度植えると数年楽しめるという経済的なメリットもあります。
株分けも可能なので、どんどん増やしていくことができます。

この記事では、ミツバの栽培方法を詳しく解説します。
ベランダや北向きの窓際でも育てられる、家庭菜園初心者にも優しい野菜です。
新鮮な香りのミツバを毎日の料理に取り入れて、食卓を豊かにしましょう!

ミツバの魅力とは?

ミツバ

ミツバは日本古来の野菜で、その名前の通り3つに分かれた葉が特徴的です。
セリ科特有の爽やかな香りは、日本人の味覚に深く根ざしており、ほんの少し加えるだけで料理の風味がグッと良くなります。

栄養面でも優秀で、ベータカロテンやビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれています。
特に香り成分には食欲増進効果があるとされ、夏バテ気味の時期にもおすすめです。

家庭菜園でのミツバ栽培の最大の魅力は、一度植えれば長期間収穫できることです。
多年草なので、適切に管理すれば数年にわたって新鮮なミツバを楽しめます。

ミツバの基本情報

ミツバ栽培の基本情報をまとめました。

項目内容
栽培難易度★☆☆☆☆(とても育てやすい)
栽培期間約30〜60日(種まき〜収穫)
向いている季節春まき(3〜5月)・秋まき(9〜10月)
プランター目安深さ15cm以上の小型〜中型プランターでOK

ミツバは非常に育てやすい野菜で、初心者でも失敗しにくいのが特徴です。春と秋が最適期ですが、真夏と真冬を除けば年間を通じて栽培可能です。

特筆すべきは、日陰でも十分育つことです。他の野菜が育たないような場所でも、ミツバなら問題なく栽培できるため、限られたスペースを有効活用できます。

ミツバ栽培で用意するもの

ミツバ栽培に必要な道具を揃えましょう。他の野菜と比べて特別なものは必要ありません。

  • ミツバの種(または苗)
  • 野菜用培養土(やや湿り気のある土が好ましい)
  • プランター(標準サイズでOK)
  • 鉢底石
  • 緩効性肥料または液体肥料
  • 防虫ネット(必要に応じて)

ミツバの種は細かいので、初心者の方は苗から始めるのもおすすめです。
苗は春と秋にホームセンターで購入できます。

土は保水性の高いものを選びましょう。
ミツバは乾燥に弱いので、水持ちの良い土が適しています。

プランターは深さがあれば小さなものでも構いません。
ミツバは根が浅く横に広がるので、横幅よりも深さを重視して選びましょう。

ミツバ栽培の手順

ミツバ

① 種まき(または苗植え)

ミツバの種まきはすじまきまたは点まきで行います。種は細かいので軽くばらまく感じでまくのがコツです。

種をまいたら5mmほど軽く覆土し、やさしく水をかけます。種が細かいので、水の勢いで流れてしまわないよう注意しましょう。

ミツバは発芽に光を必要としないので、日陰〜半日陰で発芽まで管理します。発芽までは7〜14日程度かかりますが、気温が低いとさらに時間がかかることがあります。

苗を植える場合は、根を傷めないよう丁寧に植え付けます。植え付け後は日陰で1週間程度養生させましょう。

② 間引き

発芽がそろったら間引きを行います。

1回目の間引きは本葉2〜3枚の時期に行います。混み合った部分のみを対象に、弱々しい苗を間引いていきます。

最終的に株間5〜10cmになるよう調整します。ミツバは根を傷めやすいので、はさみでカットするのがベターです。引き抜くと隣の苗の根も傷める可能性があります。

間引いた小さな苗も、薬味として美味しく食べられます。無駄になることがないのもミツバの魅力です。

③ 水やりと追肥

ミツバは乾燥に弱いので、水切れに注意が必要です。表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

特に夏場は乾燥しやすいので、朝夕2回の水やりが必要な場合もあります。葉がしおれてきたら水不足のサインです。

成長期には2週間おきに液体肥料を与えるとよく育つでしょう。ただし、肥料過多は香りが薄くなる原因になるので、薄めに施すのがコツです。

夏は乾燥と直射日光に注意が必要です。日陰に移動か寒冷紗を使用して、葉焼けを防ぎましょう。

④ 収穫

ミツバは草丈15〜20cmで収穫可能になります。ハサミで根元から切るのが基本的な収穫方法です。

外葉から順に収穫すれば、再生して長く収穫可能です。中心部分を残して外側の葉から摘み取ると、新しい葉が次々と出てきます。

根を残して育てると次の芽がどんどん出てくるので、一度植えれば長期間楽しめます。これが多年草であるミツバの最大の魅力です。

収穫は朝の涼しい時間帯に行うと、香りが良い状態で収穫できます。使う分だけ収穫すれば、常に新鮮なミツバを楽しめます。

年間を通じた管理のコツ

ミツバは多年草なので、季節ごとの管理が長期栽培の鍵になります。

春〜初夏(3〜6月)最も活発に成長する時期
水やりと追肥をこまめに行い、収穫を楽しみましょう。
(7〜8月)直射日光を避け、日陰で管理します。
水切れに注意し、朝夕の涼しい時間帯に水やりします。
(9〜11月)再び成長期に入ります。株分けはこの時期に行うのが最適
(12〜2月)地上部が枯れることがありますが、根は生きているので水やりを続けます。
春になると新芽が出てきます。
ミツバを株分けで増やす方法

ミツバの株分けは、株を増やす効果的な方法です。

最適な時期は春(3〜4月)または秋(9〜10月)です。
気候が安定しているため、株分け後の活着が良好です。

株分けの方法は、親株を掘り上げて根を確認し、自然に分かれている部分で分割します。
ナイフで切る場合は、切り口を乾燥させてから植え付けます。

分けた株は新しいプランターに植え付け、最初は日陰で管理します。
活着したら通常の管理に戻します。

ミツバでよく発生する病害虫・トラブル対策

トラブル対策
アブラムシ防虫ネット or 葉の裏をよく確認して早期除去
葉が黄色くなる肥料切れ・乾燥が原因 → 追肥と水やりの見直し
成長が遅い日照不足 or 株間が狭い → 少し明るい場所へ移動・間引きを

ミツバは比較的病害虫に強い野菜ですが、いくつか注意点があります。

アブラムシは最も発生しやすい害虫です。葉の裏に隠れていることが多いので、日頃からよく観察しましょう。見つけたら早めに手で除去します。

葉が黄色くなるのは、肥料切れや乾燥が主な原因です。ミツバは水分を好むので、特に水やりの頻度を見直しましょう。

成長が遅い場合は、日照不足や株間が狭いことが考えられます。完全な日陰では育ちが悪いので、明るい日陰程度の場所に移動させましょう。

ミツバ栽培のコツまとめ

ミツバ栽培の成功ポイントをまとめました。

  • 日陰でも育つ! ベランダや北向きの場所でもOK
  • 長く収穫したいなら根を残して切り取り収穫
  • 株が増えたら株分けでどんどん増やせる

ミツバは他の野菜が育たないような場所でも栽培できる貴重な存在です。
日当たりの悪いベランダや室内の窓際でも十分育つので、栽培スペースの制約がある方にも最適です。

多年草としての特性を活かして、株分けで増やしていくのも楽しみの一つです。
親株から子株が出てきたら、丁寧に分けて新しいプランターに植え替えましょう。

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