春菊の育て方|香り豊か!プランターでたっぷり収穫しよう

春菊 野菜・ハーブ

春菊は独特の香りが特徴的なキク科の葉物野菜です。

その特有の風味から好き嫌いが分かれることもありますが、実は栄養価が非常に高く、家庭菜園でも育てやすい優秀な野菜なんです。

βカロテンやカルシウムが豊富で栄養満点の春菊は、涼しい気候を好み、秋〜春が最も育てやすい時期となります。
また、株ごと・葉ごとどちらでも収穫できるため、長期間にわたって収穫を楽しむこともできます。

今回はそんな春菊の育て方の特徴や育て方について詳しくお伝えします。

春菊の基本情報

春菊
項目内容
栽培難易度★★☆☆☆(とても育てやすい)
栽培期間約40〜60日(早ければ1か月で収穫スタート)
向いている季節秋〜春まき(9〜4月)※暑さに弱いため夏は不向き
プランター目安深さ15cm以上・横長プランターでOK

春菊は比較的短期間で収穫できるため、初心者の方にもおすすめの野菜です。
特に秋まきなら害虫も少なく、より育てやすくなります。

春菊栽培で用意するもの

春菊栽培に必要な材料は以下の通りです。

  • 春菊の種中葉・中晩生タイプが育てやすい)
  • 野菜用培養土(軽くて通気性・保水性の良いもの)
  • プランター(標準的な長方形型でOK)
  • 鉢底石
  • 追肥用の液体肥料

種選びのポイントとして、中葉・中晩生タイプは葉が柔らかく、初心者でも失敗しにくい品種です。
培養土は野菜専用のものを選ぶことで、適切な栄養バランスが保たれます。

春菊の栽培の手順

春菊

① 種まき

春菊は直まきが基本です。
すじまき or 点まきがおすすめの方法となります。

種をまいた後は軽く土をかぶせて、やさしく水やりをしましょう。
発芽までは土を乾かさないよう注意することが成功の鍵です。

発芽までの期間は通常5〜10日程度です。

② 間引き

適切な間引きは、健康な春菊を育てるために欠かせません。

  • 本葉2〜3枚で1回目の間引き(3〜4cm間隔)
  • 本葉5〜6枚で最終的に株間10cm程度になるよう調整

ここでのポイントは、間引き菜も柔らかくて食べられるということです。
小さな春菊の葉は特に柔らかく、サラダなどに活用できます。

③ 水やり

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。
ただし、過湿は根腐れの原因になるため、風通しも大切にしましょう。

特に梅雨の時期などは、水のやりすぎに注意が必要です。
土の状態をよく観察して、適切な水分管理を心がけてください。

④ 追肥

栄養豊富な春菊を育てるには、適切な追肥が重要です。

  • 本葉4〜5枚で液肥を1回目投入
  • 以降、2週間おきに薄めた液肥を与える
  • 葉色が薄くなったら肥料不足のサイン

液体肥料は規定の濃度よりも薄めに希釈して使用することで、根を傷めることなく栄養を供給できます。

⑤ 収穫

春菊の収穫方法は2パターンあります。

  • 株ごと収穫する場合
    本葉10枚ほどになったら株元から切り取ります。
  • 葉ごと収穫する場合
    外葉から順に収穫すれば長く楽しめます(切り取り式)。
    この方法なら、同じ株から何度も収穫することができます。

重要なポイントとして、花芽が出ると葉が硬くなるため、早めに収穫を繰り返すことが大切です。

春菊で発生しやすい病害虫・トラブル対策

トラブル対策
アブラムシ防虫ネット+発見次第手で除去。被害がひどければBT剤など検討
葉が黄色くなる肥料不足 or 水のやりすぎ → 様子を見て調整
トウ立ち(花芽)高温 or 日照時間が長い → 秋まき推奨、早めに収穫を

春菊は比較的病害虫に強い野菜ですが、アブラムシには注意が必要です。

予防として防虫ネットを使用し、定期的に葉の裏側もチェックしましょう。
また、水やりの時に葉っぱに当てることで予防にもつながります。

春菊栽培のコツまとめ

春菊栽培を成功させるための重要なポイントをまとめました。

  • 春〜秋は外葉収穫型で長く楽しむのがおすすめ! 
  • こまめな間引きと追肥で柔らかくおいしい葉をキープ 
  • 防虫ネットで虫対策をしておけば安心して育てられる

特に外葉収穫型は、一度に大量の春菊を消費できない家庭にとって非常に便利な方法です。
必要な分だけ収穫して、新鮮な春菊を長期間楽しむことができます。

春菊は栽培期間が短く、比較的簡単に育てられる野菜です。
独特の香りと栄養価の高さで、食卓を豊かにしてくれること間違いなしです。
ぜひチャレンジしてみてください!

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