パセリは地中海沿岸原産のセリ科の多年草で、日本では一年草として扱われることが多い人気のハーブです。
その独特の爽やかな香りと鮮やかな緑色で、料理の風味づけや彩りに大活躍!
少しのスペースで長期間収穫できるのが最大の魅力で、初心者でも比較的育てやすい植物として知られています。
栄養面でも優秀で、ビタミンCや鉄分が豊富です。
特にビタミンCはレモンの約3倍も含まれており、美容と健康にも嬉しい効果が期待できます。
パセリの基本情報

項目 | 内容 |
---|---|
栽培難易度 | ★★☆☆☆(やや発芽に時間がかかるが育てやすい) |
栽培期間 | 発芽後約70〜90日で収穫開始。以降は長期間収穫可能 |
向いている季節 | 春まき(3〜5月)/秋まき(9月) |
プランター目安 | 深さ20cm以上の中型プランター(直径30cm前後がおすすめ) |
パセリは丈夫なハーブなので、ペットボトルを工作するだけでも、育てることができる簡単な植物です。
イタリア料理や洋食で活躍するハーブなので、料理好きな方はおすすめです。
パセリ栽培で用意するもの

栽培を始める前に、以下のものを準備しましょう。
春先ごろから苗も販売が始まります。
種からでも簡単に育つため、栽培スペースによって購入するようにするといいですよ。
パセリ栽培の手順

① 種まき(または苗の植え付け)
パセリは、種でも苗でも簡単に育てることができます。
- 種をまく前に、1日水に浸してからまくと発芽率がアップします
- 直まきまたはポットまきどちらでもOK
- パセリは好光性種子なので、土はうす〜くかけるだけにしましょう
- 発芽まで2〜3週間ほどかかるため、気長に管理することが大切
- 株間15cm程度で植え付け
家庭菜園初心者には手間が少なく、苗からの栽培がおすすめです。
② 水やり管理
植物を育てる時に大切なポイントは水やりです。
水の表面が乾いたらたっぷりと水を与えることが大切です。
しかし、パセリは過湿に弱いため水のやりすぎには注意が必要です。
③ 間引き作業(種まきの場合)
種から育てる場合は、本葉が2〜3枚出てきたぐらいで、成長が早く丈夫な株を残す間引きの作業が必要になります。
最終的に、15cm程度の株間になるように間引くことで収穫量をUPさせることができます。
④ 追肥のタイミング
パセリは、元肥を混ぜておくと追肥は必要ありませんが、安い培養土や他の植物を育てた後の用土で育てる場合は、月に1〜2回ほど液体肥料を与えましょう。
葉っぱが黄色くなってくると肥料不足のサインなので見逃さないようにしましょう。
⑤ 収穫の方法
収穫方法は、草丈が15〜20cmになったら外側の葉から順に収穫することで何度も収穫することが可能です。
冬越しも可能で、暖地であればとう立ちする春ごろまで収穫することができます。
より多く収穫したい人は、定期的に収穫することで新芽が増え収穫量がドンドン増えていきます。
パセリで発生しやすい病害虫・トラブル対策

トラブル | 対策 |
---|---|
アブラムシ | 風通しを良くし、被害が出たら水で洗い流す or 捕殺 |
根腐れ | 過湿が原因 → 水はけのよい土&鉢底石で予防 |
葉が黄変・枯れる | 肥料不足 or 水切れ → 定期的な追肥と水分管理がカギ |
パセリは、病害虫に比較的強いため被害が少ない植物です。
しかし、他の野菜や植物と一緒に植えられることが多い植物なので、肥料不足や水切れなどが原因で歯が黄色くなったり、根腐れで枯れてしまうことがあります。
パセリ栽培成功のコツまとめ
パセリは一年中収穫できる丈夫なハーブで、プランターでも育てやすいです。
日当たりと風通しの良い場所を好みますが、夏の強い日差しや乾燥には注意が必要です。
料理にも使いやすく、どんな料理には合わせることができます。
パセリは一度栽培をマスターすれば、年中新鮮なハーブが手に入る優秀な植物です。
ぜひチャレンジして、自家製パセリの豊かな香りを楽しんでください!
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