きゅうりは夏の代表的な野菜で、さっぱりとした味わいが魅力です。
サラダや漬物に大活躍するこの野菜は、実は家庭菜園初心者にもおすすめの作物なんです!
きゅうりはつる性植物のため、ネットや支柱を使って立体的に育てるのが特徴です。
上手に育てることができれば、1株で20本以上の収穫することもできます。
コスパも抜群で、毎日の食卓を豊かにしてくれます。
きゅうりの基本情報

項目 | 内容 |
---|---|
栽培難易度 | ★★☆☆☆(やや簡単) |
栽培期間 | 苗から:約60〜90日(収穫は6〜8月ごろ) |
植え方 | 苗からがおすすめ(発芽が不安定なため) |
向いている季節 | 春植え(4月中旬〜5月上旬) |
プランター目安 | 深さ30cm以上、幅60cm以上の大型タイプ |
畑だけでなく、いくつかの注意点がありますが、プランターでも簡単に育てることができる野菜の一つなので、家庭菜園初心者にもおすすめです。
きゅうり栽培で用意するもの

きゅうり栽培を始める前に、以下のアイテムを準備しましょう。
- きゅうりの苗(1〜2株)
- 野菜用培養土
- 大きめプランター(60cm以上)
- 鉢底石
- 園芸用ネット or 長い支柱(1.5〜2m)
- 肥料(元肥・追肥用)
- ジョウロ、麻ひもなど
きゅうりの栽培の手順

① 苗選びと準備
良いきゅうりの苗を選ぶことが成功の第一歩です。
節が詰まっていて、茎が太く、葉がしっかりしている苗を選びましょう。
病気や害虫の痕跡がないかもチェックしてください。
植え付けの2〜3日前に元肥を混ぜておくとより良い成長が期待できます。
土になじませる時間を作ることで、苗の根がスムーズに活着します。
② 植え付け
植え付けは慎重に行いましょう。
根鉢を崩さずに、土の表面と同じ高さに植えるのがポイントです。
深植えしすぎると根腐れの原因になります。
複数株植える場合は、株間を30〜40cmあけるのが理想的です。
風通しを良くし、病気の予防にもつながります。
また、支柱またはネットを植え付け時点で設置しておくと、後の作業が楽になります。
③ 水やり
きゅうりは水を好む野菜です。
朝と夕方の2回が理想的で、特に夏場は欠かせません。
乾燥に弱いので、水切れに要注意!
水やりの目安は、プランターの下から水が出るくらいたっぷりと与えることです。
表面だけ濡れていても、根まで水が届いていないことがあるので注意しましょう。
④ 支柱・ネットでつるを誘導
きゅうりが成長してきたら、つるの誘導が重要な作業になります。
主茎が伸び始めたらネットに誘導して麻ひもで固定しましょう。
脇芽の管理も大切です。株元から5節目までの脇芽は摘み取ると風通しが良くなります。
それ以降の脇芽は2〜3節残して摘芯することで、実つきが良くなります。
⑤ 肥料(追肥)
きゅうりは肥料を好む「肥料食い」の野菜です。
植え付け2〜3週間後から、1週間に1回程度の追肥を心がけましょう。
実がつきはじめたら、液肥+化成肥料を併用すると効果的です。
肥料が少ないと実が細くなったり、奇形果ができやすくなるので要注意です。
⑥ 収穫
収穫のタイミングが美味しいきゅうりを作るポイントになります。
実が18〜20cm前後になったら早めに収穫しましょう。
育ちすぎると固くなり、株も疲れてしまいます。
毎日観察し、タイミングを逃さずにハサミで収穫することで、長期間にわたって新鮮なきゅうりを楽しめます。
きゅうりに発生しやすい病害虫やトラブルの対策

トラブル | 対策 |
---|---|
うどんこ病 | 通気性を確保、葉の混み合いを整理 |
アブラムシ | 発見しだい駆除、ベニカなどの薬剤を併用 |
奇形果 | 水不足・肥料不足・受粉不良 → 育て方を見直す |
病害虫は予防が一番大切です。
日々の観察を怠らず、異変を感じたら早めの対処を心がけましょう。
きゅうりの栽培のコツまとめ
これらのポイントを押さえれば、初心者でも美味しいきゅうりをたくさん収穫できるはずです。毎日の成長を観察するのも、家庭菜園の醍醐味の一つですよ。
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