1月〜3月にかけてクリスマスローズが魅力的になるシーズンです。
冬の植物の代表とも言える植物なので、冬お庭が寂しい方には是非取り入れてほしい植物の一つがこの『クリスマスローズ』です。
今回はそんなクリスマスローズの育て方や魅力をご紹介します。
初心者でも育てやすい植物なので、育ててみてくださいね。
クリスマスローズの魅力とは?
寒い季節に咲く数少ない花、「クリスマスローズ」
名前に「クリスマス」とついていますが、実際の開花は1月から3月ごろです。
冬の庭を優雅に彩る姿が人気の植物です。

クリスマスローズは、控えめな美しさの中に上品さがあり、庭に植えれば一気に洗練された雰囲気を演出してくれます。
特にガーデニング初心者にもおすすめなのは、比較的育てやすく手間がかからないところ。
さらに、他の植物とは違いクリスマスローズには品種がないことでも知られています。
個々によって花の形や色が異なるため、自分の好みに合った一株を見つける楽しみも魅力のひとつですよ。
初心者でもできるクリスマスローズの育て方
環境のポイント
クリスマスローズは半日陰を好む植物です。
直射日光が苦手なので、庭の木陰や建物の影になる場所が理想的です。
鉢植えで育てる場合は、夏は涼しい場所、冬は霜の当たらない場所に置きましょう。
また、夏場は休眠期でもあるので、6月を超えたぐらいから水やりは控えめにすることが大切です。
土選びと植え替え
水はけのよい土を好むため、市販の草花用培養土に軽石やパーライトを混ぜると最適です。
クリスマスローズ専用の用土も販売されていますが、どうせなら自分で配合してそだてると愛着も湧くのでおすすめです。
私は赤玉土と腐葉土、軽石を4:3:3で混ぜたもので育てていますが、
赤玉:腐葉土:鹿沼土の用土5:4:1でも育てることができます。
植え替えは秋がおすすめで、2〜3年に一度、根がぎっしり詰まってきたタイミングで行いましょう。
水やりと肥料
水やりは控えめが基本。
表面の土が乾いたらたっぷり与えます。
ただし、過湿は根腐れの原因になるので注意。
肥料は開花期前の秋と春に緩効性の化成肥料を与えると元気に育ちます。
害虫対策をしっかり!初心者にもできる簡単ケア
クリスマスローズに付きやすい害虫は、アブラムシやハダニです。
放置しておくと花や葉が傷んでしまったり、最悪の場合枯れてしますので、早めの対処が肝心です。
以下に簡単な対策をまとめましたので参考にしてみてください。
アブラムシ対策
- 春先に若い芽や葉に付きやすいアブラムシは、見つけたらすぐに取り除きましょう。
- 牛乳スプレー(牛乳を水で薄めてスプレーボトルに入れる)をかけると簡単に駆除できます。
- 発生が多い場合は、市販の園芸用殺虫スプレーを使用するのも効果的です。
ハダニ対策
- ハダニは乾燥を好むため、葉に霧吹きで水をかけるだけで予防できます。
- 特に夏場は葉裏を重点的にチェックし、早めに対処してください。
その他の注意点
- 病害虫の発生を防ぐため、落ち葉や古い花はこまめに取り除きましょう。
- 観察を習慣にし、異変を感じたら早めに対応することが大切です。
個人的におすすめなクリスマスローズの種類
最初にクリスマスローズには品種がないと言いましたが、品種の固定化がされていないだけで、
ある程度のカラーと花の形は出来上がっています。
また、花が咲くまではどんな花になるのかわからないという特徴もあるため、一年苗を購入したらどんあ花を咲かせるのか楽しみな植物でもあります。
そのなかでも、個人的に好きなクリスマスローズを5つご紹介します。
おすすめクリスマスローズ①ホワイトピコティ系
八重のホワイトピコティーは名前の通り、白い花弁の縁にピンク色が入る可愛らしいクリスマスローズの一つです。
おすすめクリスマスローズ②ホワイトダブル系
ダブル系のホワイトはゴージャスな花弁ながらも清潔感のあるクリスマスローズです。
家庭に1鉢で十分な存在感を楽しむことができますよ。
おすすめクリスマスローズ③シングルブラック
シングルは原種に近いクリスマスローズです。
その中でも黒のシングルは可愛らしい花弁でありながら、黒という珍しい色調のため、シックなイメージがあるクリスマスローズです。
個人的に一番おすすめのカラーです。
おすすめクリスマスローズ④おまかせ一年苗セット
個人的に八重やダブルが好きなので紹介していますが、おまかせセットというのもクリスマスローズではおすすめです。
クリスマスローズは品種の固定化がされていないため、掛け合わせた親以外の姿をしたクリスマスローズが生まれてくる可能性があります。
そのため、どんな花が咲くかわからない一年生苗を購入して花が咲くまで待つのもクリスマスローズの楽しみ方の一つです。
おすすめのクリスマスローズ⑤ゴージャスアプリコット系
レッド系が入るとよりゴージャス感が増します。
さらに八重やダブルという品種が重なれば、バラにも負けないぐらいのゴージャスな花が咲いてくれます。
まとめ
クリスマスローズはどの形、どの色でも魅力あふれる花の一つです。
寒い冬でも鮮やかな彩りを添えてくれる頼もしい存在でもあります。
個人的には冬の花の王様だとおもっています。
また、育てやすく、害虫対策もシンプルなので、ガーデニング初心者の方にぴったりな植物です。
冬のガーデンライフを優雅に楽しむ第一歩として、今年はクリスマスローズを取り入れてみませんか?
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