8月におすすめの植物40選|暑さに負けない夏のガーデニング特集

真夏の8月は、強い日差しや高温に耐えられる植物が主役の季節です。

今回は、そんな夏の園芸にぴったりの植物を「一年草」「多年草・宿根草」「果樹・花木」「観葉植物」に分けて40種類ご紹介します。

8月に最もおすすめの植物5選

ハイビスカス

夏の花を代表する植物の一つです。
夏の太陽を浴びても次々に花をさかせてくれます。

南国ムードを楽しむことができ、お庭に株あれば、夏場でも綺麗な花を楽しむことがでます。

ひまわり

ハイビスカスと並び、夏を代表する花の一つです。

近年は、大型の品種だけでなく、鉢植えでも育てられる小型のひまわりもあり、お庭がなくても楽しめる植物です。

ペンタス

星型の可愛い花が長く咲き続ける、暑さに強い花の一つです。

桔梗

桔梗.キキョウ

日本でも古くから親しまれている植物の一つで、青い花をさかせてくれます。
見た目は繊細ですが、日当たりのよい環境が好きな植物です。

しかし、国内ではその言った場所が減少したため、絶滅危惧種になっています

カラジウム(観葉植物)

カラジウム

カラジウムは、赤やピンク、白など色鮮やかな葉色が魅力の植物です。

サトイモ科の植物で、観葉植物として親しまれていますが、夏場のガーデニングや寄せ植えのカラーリーフとしても人気な植物です。

8月におすすめの一年草10選

ケイトウ

ケイトウ

ケイトウは、にわとりの鶏冠(とさか)に似ているため、『鶏頭』と呼ばれることがあります。

花房の先端が平たく帯状や扇状に大きく広がり、これがよく目立つのが大きな特徴です

ジニア(百日草)

ピンクのジニア

ジニアは、「百日草」という名前から、1株を長期的に楽しむことができます。
花持ちがいいため、切り花としてもおすすめの植物です。

古くから親しまれており、カラーバリエーションも豊富で数多くの品種があります。

ポーチュラカ

夏場のグランドカバーとしてピッタリの植物です。
乾燥に強く、日当たりの良い環境で育てると、次々に花を咲かせてくれます。

ニチニチソウ

ニチニチソウは、矮性、高性、這い性の3タイプがあり、用途に合わせて品種を選ぶことができます。

乾燥や病気にも強いため、初心者でも育てやすい植物の一つです。

マリーゴールド

マリーゴールド

野菜のコンパニオンプランツとしても人気の植物で、初心者にも育てやす植物の一つです。

こぼれタネで簡単に増えるため、お庭で育てる場合はその点には注意が必要です。

コリウス

コリウス、葉色が美しく、寄せ植えのアクセントにおすすめの植物です。

本来は、多年草ですが耐寒性が弱く、冬場に枯れてしまうため日本では1年草として扱われています。

インパチェンス

インパチェンス

インパチェンスは、一重や八重咲きまであり、特に人気の高いのは「カリフォルニアローズ・フィエスタシリーズ」に代表されるバラ咲きの品種があります。

半日陰でもカラフルな花を咲かせてくれる植物の一つです。

ルコウソウ

ルコウソウ

ルコウソウは、本来は多年草ですが、寒さに弱いため、園芸的には一年草として扱われています。

つる性の植物で旺盛に伸びるため「緑のカーテン」として仕立てることができます。

アサガオ

朝顔は、江戸時代から親しまれている植物の一つです。

緑のカーテンとしてよく育てられていますが、蔓が伸びない矮性品種などもあり、品種が豊富な植物の一つです。

ペチュニア

ペチュニアは、コンテナや花壇で人気の植物です。

雨に当たると、花が痛みやすいですが、それ以外ではとても丈夫で育てやすく初心者にもおすすめです。

また、古くから親しまれているため、品種が豊富なのも魅力の一つです。


8月におすすめの多年草・宿根草10選

ガイラルディア

ガイラルディア

ガイラルディアは、キク科の植物で、耐寒性にも耐暑性にも優れており、春から秋まで長く花を楽しめる宿根草です。

冬には地上部を枯らし休眠しますが、根は生きており、春にまた新芽が生えてきます。
冬越しをした、ガイラルディアは圧巻の株姿を魅せてくれます。

ルドベキア

ルドベキアは北アメリカ原産のキク科の植物で、
耐暑性が強く、夏から秋の間にひまわりに似た黄色の花を咲かせます。

エキナセア

エキナセア

エキナセアは、花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。

花持ちもいいため、古くから切り花としても人気の植物の一つです。

ガウラ(白蝶草)

ガウラは、耐暑性もあり、初夏から晩秋まで次々と花を咲かせながら株が大きく成長していきます。

花持ちはそんなによくありませんが、次々に花を咲かせてくれます。

宿根バーベナ

宿根バーベナは比較的耐寒性が強く、冬越しして育てることができます。

グランドカバーや花壇の縁取り、寄せ植えなど、様々な用途で利用することができます。

チェリーセージ

チェリーセージ

初夏から晩秋までの長い期間開花するシソ科の多年草です。

丈夫で暑さに強く、環境に合えば植えっぱなしで毎年開花するため、初心者やズボラな人にもおすすめの植物に一つです。

カンナ

カンナはトロピカルな雰囲気の花を咲かせてくれます。

乾燥に強い植物ですが、根が水につかるようなところでもよく育つ植物です。

ベロニカ

ベロニカは、品種によりますが、穂状の花が上品で、夏花壇にも合う植物です。

花数が多く脇芽が咲くものも多いので、長い期間花を楽しむことができ、暑さや寒さにも強く、ガーデニング初心者の方にも育てやすい植物です。

アガパンサス

アガパンサスは、南アフリカ原産で涼しげな花と力強い葉が魅力の植物であり、300以上の園芸品種があって姿や性質も多様です。

丈夫で手間がかからないため、花壇やコンテナ、切り花などとして広く利用されています。

ラベンダー

ラベンダー

ラベンダーは鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のハーブで、香りの良いイングリッシュラベンダーや暑さに強いラバンディンなど、多くの系統があります。

耐寒性や耐暑性は系統によって大きく異なるため、育てる環境に合わせて品種を選ぶことが大切です。

果樹・花木(実も花も楽しめる)

プルメリア

プルメリア

熱帯を代表する花木プルメリアは、芳香のある花がハワイのレイに使われることで知られ、乾燥に強く丈夫なため世界中で広く栽培されています。
最近は鉢植え向きの矮性品種も多く流通していますが、葉や枝から出る白い乳液は有毒なため注意が必要です。

イチジク

イチジク,イチジク

イチジクは家庭で育てやすい果樹ですが、耐寒性がやや弱くカミキリムシの防除が必要で、熟した果実は雨や鳥の害に注意が必要です。

長期間にわたって収穫できる果実は生食やジャムに向いており、夏や秋など収穫期が異なる品種があります。

ブドウ

ぶどう

ブドウは日よけや垣根などに利用できるつる性の果樹で、植え付けた翌年から収穫できるのが魅力です。

栽培の難易度が異なる種類がありますが、家庭で育てる場合は、病気に強く育てやすい米国種から品種を選ぶとよいでしょう。

フヨウ

フヨウ

フヨウは中国原産とされ、室町時代から観賞されてきた美しい夏の花木で、日本南部では野生化しています。

ムクゲと近縁で見分け方に違いがあり、半耐寒性のため暖地では庭植えが可能で、寒地では根の保護が必要です。

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラは中国原産のつる植物で、平安時代にはすでに日本に渡来し、夏に鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる庭園樹として親しまれています。

気根で壁や木に這い登り、栽培も容易で、濃紅や黄色の品種も流通しています。

ムクゲ

ムクゲは中国原産のフヨウ属で、暑さの厳しい夏に大きな花を咲かせる代表的な花木として、古くから日本や韓国、欧米で親しまれています。

寒さに強く栽培も容易で、赤紫以外にも多様な花形や花色の園芸品種があります。

サルスベリ

ピンクのサルスベリ

サルスベリは夏から秋にかけて長期間開花する花木で、「百日紅」の名のとおり次々と花を咲かせます。

剪定方法や品種も多様で、自然風仕立てや矮性・這い性・病害に強いタイプなど、さまざまな花姿と花色を楽しめます。

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオは北アメリカ東部原産の宿根草で、大正時代に日本に渡来し、丈夫でよく増えるため全国に広まりました。

夏から秋にかけて優しいピンクの花を咲かせ、地下茎で広がる性質があり、放任でも育ちやすく、品種も豊富です。

モミジアオイ

モミジアオイはモミジに似た葉を持つ大型の宿根草で、夏の間に次々と大輪の一日花を咲かせる、丈夫な植物です。

フヨウやムクゲと似ていますが、葉の形や草本である点で見分けられ、近年はアメリカフヨウとの交配種も多く流通しています。

ヒメシャラ

ヒメシャラ

ヒメシャラは赤褐色の滑らかな幹と、小さな白い5弁の花が美しい落葉樹で、ナツツバキに似ますが、葉や枝、花の外面に白い毛があることで区別できます。

枝分かれがよく密な樹形となり、雑木の庭やシンボルツリーとして人気です。

観葉植物(涼感を演出しながら癒される)

カラジウム

カラジウム

カラジウムは熱帯アメリカ原産の春植え球根で、カラフルな葉模様が魅力の夏向き観葉植物です。

主にホルツラヌム種の品種が流通し、‘キャンディダム’や‘ホワイト・クリスマス’など多彩な品種があります。

モンステラ

斑入りのモンステラ

モンステラは切れ込みや穴のある個性的な葉が魅力のつる性植物で、観葉植物として人気があります。

大きく育つと花や果実も楽しめ、果実は甘く美味とされます。
一般的には葉が小さめのヒメモンステラが鉢植えとして流通しています。

ポトス

植木鉢に入ったポトス

ポトスはつる性の着生植物で、熱帯では樹木に這い上がり、数十メートルにも成長します。

現在の学名はエピプレムヌム属に属し、観賞用としては幼葉が一般的で、成長すると羽状の切れ込みが入ります。
ミニ観葉から大鉢まで幅広く楽しまれています。

アグラオネマ

アグラオネマはインドから東南アジア、中国南部にかけて分布し、耐陰性が強く美しい葉模様で観葉植物として人気です。

サンスベリア

サンセベリアは多肉質の葉を持ち、乾燥に強い熱帯・亜熱帯原産の観葉植物で、61種が知られています。

緑色の単色や横縞模様の葉があり、マイナスイオン効果で人気が再燃しています。

テーブルヤシ

テーブルヤシは、単幹性で羽状の葉が密につき、耐陰性があり室内観葉植物として世界的に人気です。

株は小型から中型の鉢植えで流通し、大きくなると下葉が枯れるため、とり木で短く仕立て直すことが可能です。

フィカス・ウンベラータ

小さなフィカスウンベラータ

ウンベラータは、ゴムの木の仲間でハート型の葉っぱが特徴的な植物です。

耐陰性も強く、室内でもしっかり育ってくれる植物として初心者にもおすすめの植物です。

シェフレラ(カポック)

水やりしているシェフレラ

シェフレラは世界の熱帯から温帯に約600種あり、低木から高さ12mの高木まで多様です。

観葉植物として人気が高く、特にヤドリフカノキ(Schefflera arboricola)の‘ホンコン’品種が一般的で、ミニ観葉から大鉢まで一年中楽しめます。

ドラセナ・コンシンネ

ドラセナ・コンシンネ
出典:andplants

ドラセナは、鮮やかな赤や緑の葉が噴水のように広がるユニークな姿で、どんな場所でも映え植物の一つです。

幹が柔らかい若木なら曲げて好みの形に育てられ、耐陰性と乾燥に強いため初心者にもおすすめです。

鉢植えで2〜5mに成長しますが、剪定や植え替えでサイズ調整も可能です。

コーヒーの木

コーヒーの木

コーヒーノキは熱帯アフリカやマダガスカル島などに約100種が自生し、代表種のアラビアコーヒー(Coffea arabica)は世界中でコーヒー豆の原料として栽培されています。

エチオピア原産の常緑低木で、日陰でも育ち観葉植物としても人気です。
光沢のある濃緑色の葉と香りの良い白い花を咲かせ、熟した果実は甘みがあり、中にコーヒー豆が2粒入っています。

まとめ

8月は植物にとって過酷な季節と思われがちですが、実は夏の太陽をエネルギーに変えてぐんぐん成長する品種がたくさんあります。

水やりや日除けなど、少しの工夫で真夏の園芸も存分に楽しめます。

気になる植物から、ぜひあなたのガーデンやベランダに取り入れてみてくださいね。

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