6月は湿気や雨が多くなる季節ですが、植物にとっては一番成長できるタイミングでもあります。
しかし、その反面湿度によって病気になりやすいシーズンでもあります。
ですが、そんなシーズンでも元気に育つ植物がたくさんあります。
今回は、花が美しいもの、梅雨でも育てやすいもの、室内でも楽しめる観葉植物など、6月にぴったりの植物を30種類ご紹介します。
6月に最もおすすめの植物5選
アジサイ(多年草・低木)

6月といえばやっぱりアジサイです。
色の移り変わりも楽しめて、庭先をパッと明るくしてくれます。
低木に分類される植物で、しっかり管理することで毎年花を楽しむことができるため、コスパ的にもおすすめの植物です。
トレニア(一年草)

湿気にも強く、長く咲き続ける小花が可愛らしい一年草です。
湿度や暑さに強く、梅雨シーズンごろから真夏の間に楽しむことができる植物の一つです。
多年草の品種もありますが、寒さに弱く、冬越しが難しいため一般的には一年草として扱われています。
花壇やプランターでそだてるのがおすすめです。
ギボウシ(多年草)

半日陰で育ち、葉の模様が美しい植物で、花を楽しむよりも植物の新緑を楽しむ植物です。
日陰の庭の方が綺麗な深い緑になる植物なので、日光があまり当たらないお庭におすすめの植物です。
モンステラ(観葉植物)

梅雨シーズンは観葉植物の成長期で特に、サトイモ科の植物にとっては好環境になります。
特に個人的におすすめなのが、モンステラです。
サトイモ科の植物には、大きくになるフィロデンドロンや小型のポトスなどがありますが、変わった葉っぱの形を楽しめて、小さい品種もあるモンステラがおすすめです。
ヤマボウシ(樹木)

街路樹としても使用されている樹木で、ハナミズキと同じ仲間になります。
梅雨シーズンに白やピンクの花(総苞片)を咲かせる数少ない樹木として重宝されています。
また、花を楽しむだけでなく、ハナミズキとは違い実も食べることができます。
味は、少し酸味のあるマンゴーのような味わいになります。
病害虫にも比較的強く、初心者向きの樹木なので、シンボルツリー選びに悩んでいる人にはおすすめの植物です。
6月におすすめの一年草10選
6月におすすめの一年草①ヘリクリサム

ヘリクリサムは、キク科の植物の仲間で、原産国のオーストラリアでは、多年草ですが寒さに弱く、日本では1年草として扱われている植物です。
地植えだと、水やりも特に必要がないと言われるぐらい、乾燥に強い植物です。
また、花は切り花だけでなく、ドライフラワーとしても人気の植物なので、長期的に楽しむことができます。
6月におすすめの一年草②ニチニチソウ

ニチニチソウは、マダガスカルを中心とする熱帯~亜熱帯が原産の植物で本来は多年草です。
寒さには弱いため、日本では1年草として扱われています。
肥料分に弱いため、元肥は少なめで水捌けの言い用土をしようすることで調子良く育ってくれる植物です。
6月におすすめの一年草③マリーゴールド

マリーゴールドは、コンパニオンプランツとしても人気の植物で、家庭菜園をしている方にもおすすめの植物です。
6月におすすめの一年草④ペチュニア

ペチュニアは、梅雨の時期は少し管理が難しいですが、切り戻したり、花がらをしっかり摘み取ることで11月ごろまで開花を楽しむことができます。
6月におすすめの一年草⑤アゲラタム

アゲラタムは、さわやかな涼感のある淡いブルーの花色と、ふわっとしたソフトな質感が魅力の花の一つです。
夏の暑いシーズンに青系統の花を咲かせてくれるため清涼感を視覚的に感じさせてくれます。
アゲラタムは、背が高くなるため、寄せ植えや花壇でに植える場合は、奥に植え込み、奥行きのあるレイアウトに生かすことができる植物です。
6月におすすめの一年草⑥サルビア

サルビアは、10月末ごろまで開花を楽しむことができ、赤と深緑のコントラストが美しい植物です。
メジャーな色は赤ですが、ピンクや白、紫などの花色があります。
どちらかと言えば、単体で楽しむのではなく、他の植物と組み合わせることでより魅力が引き立つ植物です。
6月におすすめの一年草⑦インパチェンス

インパチェンスは、夏に咲く花の中では珍しく、日当たりの悪い場所でも花を咲かせる植物の一つです。
また、画像のような一重咲きが一般的ですが、半八重、八重咲きとさらには、「カリフォルニアローズ・フィエスタシリーズ」というバラのように咲くインパチェンスがあります。
バラエティ豊富で初心者にも育てやすい植物の一つです。
6月におすすめの一年草⑧ジニア

ジニアは、11月ごろまで楽しむことできる植物で、1回目の開花から約90日楽しむことができます。
古くから親しまれている植物なので、数多くのカラーや花弁の形も一重咲きや八重咲き、ボンボン、ダリア咲きなど多くの咲き方、色があります。
花持ちがいいため、切り花として1週間ぐらい飾ることができるので、長く楽しみたい、室内でも花を楽しみたいという方におすすめの植物です。
6月におすすめの一年草⑨センニチコウ

千日紅は、暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けてくれます。
ドライフラワーや切り花、フラワーアレンジメントでもよく使われている植物です。
6月におすすめの一年草⑩ポーチュラカ

ポーチュラカは、食べられる山野草として知られているスベリヒユと同じ仲間で、地面に這って成長する習性から、グランドカバーとしておすすめの植物です。
日の光に当たることで、小さな花を咲かせますが、午後には閉じてしまう性質(1日花)があります。
また、本来は多年層ですが、ポーチュラカは寒さに弱いため、1年草として扱われています。
6月におすすめ多年草・宿根草10選
6月におすすめ多年草・宿根草①アジサイ

最近では、母の日のプレゼントとしても人気の植物です。
赤や青、紫だけでなく、最近では、ピンクや白の紫陽花も登場しています。
梅雨シーズンに楽しみたい方はおすすめの植物です。
6月におすすめ多年草・宿根草②ギボウシ(ホスタ)

ホスタは、主役になれる植物ではありませんが個人的には、ぜひ導入してほしい植物の一つです。
花を楽しむ植物ではなく、葉っぱの模様や色合いを楽しむ植物で、暑い時期に新緑を楽しむことができます。
また、日陰でも元気に育ってくれる植物としても人気があります。
「花を楽しむ植物ではない」と言いましたが、それは葉っぱの方が印象に残るというだけで、百合のような形をした小さな花を複数咲かせてくれます。
6月におすすめ多年草・宿根草③ヒューケラ

ヒューケラは、ホスタと同様に、葉っぱを楽しむ植物で、日陰でも元気に育ってくれます。
ヒューケラは、葉色のバラエティが豊富で、赤や赤紫、錆色などといったカラーリーフとして、お庭のアクセントになる植物でもあります。
品種によっては耐寒性が-20度まである品種もあるため、比較的どの地方でも育てることができる植物でもあります。
6月におすすめ多年草・宿根草④ツワブキ

常緑性の植物で、食べられる山野草として日本でも古くから知られています。
日陰におすすめの植物で、日当たりのいい場所は苦手とされています。
原種は、黄色の小さな花を咲かせますが、園芸品種は、白やピンクなどの花を咲かせたり、斑入りの葉を楽しむことができます。
6月におすすめ多年草・宿根草⑤アスチルベ

アスチルベは、半日陰のシェードガーデンにも向く植物で、梅雨の長雨にも花が傷むことなく元気に咲き続けてくれます。
むしろ雨上がりの方が綺麗に見えるため、梅雨シーズンにもおすすめの植物です。
耐暑性はありますが、真夏の高温乾燥には弱いため、日当たりのいい場所には植えないようにしましょう。
6月におすすめ多年草・宿根草⑥リシマキア

リシマキアは、グランドカバーとして親しまれており、春から夏にかけて花を楽しむことができます。
耐暑性や耐寒性も強いため、北海道以外の日本全域で手軽に育てることができます。
ハンギングやお庭のグランドカバーに使用して楽しまれていますが、繁殖力が比較的高いため定期的に管理することが必要です。
6月におすすめ多年草・宿根草⑦シャクヤク

芍薬は、5月〜6月ごろに開花をする優雅な植物です。
梅雨前ごろから開花が始まり、全国で芍薬祭りが開催されています。
植物の王様と言われているバラと比べても見劣りしない美しさがありながらも、
管理が簡単で安価なので、初心者の方にもおすすめの植物の一つです。
6月におすすめ多年草・宿根草⑧エキナセア

エキナセアは、花の中心部がクリのイガのようになり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がった花を咲かせてくれます。
6月ごろから急激に成長を始めて、6月中旬頃から開花を楽しむことができます。
根腐れを起こしやすい植物なので、水捌けのいい用土を使用するようにすると元気に育ってくれます。
6月におすすめ多年草・宿根草⑨ベロニカ

ベロニカはオオバコ科に分類される植物の一つで、春咲き、夏咲き、秋咲き、と品種によって違います。
品種によって花を楽しめる時期は違いますが、個人的におすすめなこのシーズンに選ばさせていただきました。
6月におすすめ多年草・宿根草⑩カンパニュラ

和名をフウリンソウといって、釣鐘状の花を咲かせてくれます。
カンパニュラは宿根草に分類されることの多い植物ですが、多年草(2年草)や1年草の品種もあるため、お迎えするときにはどのタイプの品種なのかチェックしておきましょう。
6月におすすめ樹木・果樹10選

6月におすすめ樹木・果樹①ヤマボウシ

ヤマボウシは、ハナミズキと同じ仲間の樹木であまり知られていませんが、実も食べて楽しむことができ、季節を感じることができるため、シンボルツリーにおすすめの植物です。
6月におすすめ樹木・果樹②ナツツバキ(シャラ)

ナツツバキは、名前の通り椿の仲間の樹木で、6月後半から7月ごろまで白い花を咲かせてくれます。
一点注意が必要なのが、高木に分類される樹木なので、自然界では20mを超えることもあります。
そのため、家庭で楽しみたい方は適度に剪定をしたり、盆栽として楽しむのがおすすめです。
6月におすすめ樹木・果樹③サルスベリ

サルスベリは、新しい枝を出しながら、夏から秋にかけて花を次々に咲かせてくれるため、
別名「百日紅」とも呼ばれています。
植物的にも丈夫なため、剪定を行いやすいのも初心者におすすめな理由の一つです。
6月におすすめ樹木・果樹④くちなし

くちなしは、梅雨シーズンに開花をして、甘い香りを楽しむことができ、
花弁も多様で一重咲きや八重咲など様々な品種があります。
10月頃には、橙赤色の果実を実らせます。
このクチナシの果実は、染料や漢方、料理の色付けにも使われています。
また、1〜2mほどの低木なので、お庭の地植えにもおすすめの植物です。
6月におすすめ樹木・果樹⑤ウメ

実ウメは、花も実も楽しめて、ほとんど無農薬で育てられるので、家庭果樹としてはかなりおすすめの植物の一つです。
ウメには「花ウメ」と「実ウメ」があって、それぞれにたくさんの品種があります。
花がだけでなく、せっかく育てるなら、見た目も収穫も楽しめる「実ウメ」がおすすめです。
1点だけ、注意点として実を楽しみたい方は、2本別品種の用意する必要があります。
6月におすすめ樹木・果樹⑥フェイジョア

フェイジョアは個人的にもおすすめの果樹の一つです。
最近、四国の一部地域で農家さんが育て始めたということを聞きましたが、足の速い果実で本来のおいしさを楽しみたい方は、育てるがおすすめです。
ユーカリとよく似た葉っぱをしているため、シンボルツリーとしてもおすすめです。
ユーカリを植えたいと考えている方は、収穫もできて、味覚も楽しむことができるフェイジョアを育ててみてはいかがですか?
6月におすすめ樹木・果樹⑦レモン

レモンは、植木鉢でも育てることができる果樹の一つで、初心者にもおすすめです。
アゲハチョウの幼虫には注意が必要ですが、暖地地方の方であれば、簡単に育てることができるため、初心者の方にもおすすめです。
6月におすすめ樹木・果樹⑧キウイ

キウイは果実を楽しむためには、雌雄異株のため雄木が必要なので、最低でも2本必要になります。
ですが、植木鉢でも楽しむことができるため、植え付けできるお庭がなくても楽しむことができます。
ツルの誘引が必要になるため、初心者の方には少し手間がかかる果樹になります。
6月におすすめ樹木・果樹⑨ビワ(実の収穫が6月)

鉢植えでも育てることができる果樹で、実を食べるだけでななく、葉っぱには薬用に役立つ成分が含まれており、昔から民間療法の薬として重宝されていました。
6月におすすめ樹木・果樹⑩ジューンベリー

ジューンベリーは、近年シンボルツリーとして人気上昇中の果樹です。
4月〜5月ごろに白い花を咲かせて、6月にはその名の通り、赤い果実を実らせます。
生食やジャムなどにして味覚をたのしむことができます。
6月におすすめ観葉植物10選

6月におすすめ観葉植物①モンステラ

モンステラは、サトイモ科の植物の一つで、つる性の着生植物で誘引をすることでどのような樹形にもしたてることができます。
葉っぱに切れ込みができるのが特徴的で、とても綺麗な植物ですが、仕立て方を覚えないと、荒れ放題になる植物の一つです。
6月におすすめ観葉植物②アンスリウム

アンスリウムは、赤い花(正確には仏炎苞)が特徴的な植物で、花とくらべて長期的にたのしむことができます。
また、品種によっては、葉っぱに斑が入り高級感のある品種もあります。
6月におすすめ観葉植物③フィカス・ウンベラータ

フィカスウンベラータは、ゴムの木の仲間で、比較的丈夫な植物の一つです。
窓際のよく日光が当たる場所を好みます。
初心者でも、樹形を作りやすく、管理も簡単な観葉植物なので、始めての1本におすすめです。
6月におすすめ観葉植物④サンスベリア

サンセベリアは、品種によって小型のものから大型、形がさまざまですが、どれも簡単に育てることができます。
水捌けのいい用土を好みますが、保水性の良い用土だと半年間水やりをしなくても枯れることはないぐらい丈夫な植物なので、ズボラな方にもおすすめの植物です。
6月におすすめ観葉植物⑤パキラ

パキラは、100均にもよく販売されている植物で、”実生苗”と”差し木苗”の2種類にわけることができます。
育てやすははどちらも変わらないので、好みの樹形で選ぶといいですよ。
また、花を見たい方は実生苗を選ぶようにしましょう。
6月におすすめ観葉植物⑥ポトス

ポトスもサトイモ科の植物で初心者におすすめの植物です。
日当たりの悪い環境でも育つためトイレなどにも置くことができます。
また、品種も多く、斑入りのものや淡い緑のもの、濃い緑の品種など数多くあります。
しかし、1点だけ注意が必要で、好みの品種であっても長年育てていると祖先帰りの言って一般的なポトスになることがあります。
6月におすすめ観葉植物⑦シェフレラ

シェフレラは、ウコギ科の樹木の一つで、手のひらを広げた葉っぱを持つのが特徴で世界に600種あると言われています。
また、シェフレラは風通しが良く、日がよく当たる場所を好むため、窓際などがおすすめです。
“カポック”と姿形が似ているため同一視されている場合がありますが全く別の種になります。
6月におすすめ観葉植物⑧アグラオネマ

アグラオネマは、近年ブームがきている植物の一つで、斑入りの葉っぱが特徴的です。
日陰でも育てることができ、高温多湿の環境に適しているため、冬場の管理には注意が必要です。
高温多湿の環境を好んでいながらも、用土は水捌けのいいものを好む特徴があるため、始めて植物を育てる方は、初心者の方にとっては今回紹介している植物の中でも難易度が高めの植物になります。
6月におすすめ観葉植物⑨スパティフィラム

スパティフィラムは、アンスリウムのようなはっぱをしている植物で、白い花(仏炎苞)を咲かせてくれます。
寒さには弱いですが、私が住んでいる愛媛県では、近所のおじさんが地植えで育てて、毎年綺麗な花を咲かせてくれています。
6月におすすめ観葉植物⑩テーブルヤシ

テーブルヤシは、ミニサイズのヤシの木の印象を持っている方が多いですが、本来は2〜3mほどになります。
ヤシの木の中では小型なので、テーブルヤシと呼ばれています。
テーブルヤシは直射日光に弱いため、明るい室内で風通しの良い環境が適しています。
まとめ
6月は湿気や雨の影響で、植物の管理が少し難しく感じる時期。
でも、今回ご紹介した植物たちは、その環境にしっかり適応してくれる頼もしい存在です。
室内外で育てられる植物を取り入れて、じめじめした季節でも爽やかなグリーンライフを楽しんでみてくださいね。
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