ビオトープの定番!浮き草の女王ホテイアオイの育て方

OKiNi Gardenのtakunekoです。

今回浮き草の定番種布袋葵(ホテイアオイ)についてご紹介します。

ホテイアオイ(学名:Eichhornia crassipes)は、熱帯から亜熱帯地域に自生する水生植物です。日本では「水草の女王」とも呼ばれることがあり、美しい花と浮葉の特性から人気があります。以下にホテイアオイに関する詳細情報をまとめました。

ホテイアオイはどんな植物?

ホテイアオイ
  • 学名: Eichhornia crassipes
  • 一般名: ホテイアオイ、ウォーターヒヤシンス
  • : ミズアオイ科
  • 原産地: 南アメリカ

ホテイアオイは厚みのある楕円形の葉を持ち、浮袋のように膨らんで水面に浮かぶ浮き草の仲間です。
水辺に生息しているので、家庭で育てる場合は睡蓮鉢やビオトープなどの水辺が必要になります。
夏から秋にかけて青紫色の美しい花を咲かせてくれます。

ホテイアオイを育てている方に注意

ホテイアオイは繁殖力が非常に強く、自然環境に放置すると生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。
国の侵略的外来生物として選ばれているため、増えすぎて困った場合は近くの池や川に捨てずに燃えるゴミとして処理をするようにしましょう。
参考:農林水産省

ホテイアオイの一年

布袋葵や、水生植物だけ育てるのであれば水が蒸発して無くならないように注意しておくだけで簡単に育てることができます。

ただ、ビオトープや睡蓮鉢を綺麗に保ちたい場合は月一回程度は掃除が必要になります。

ホテイアオイの育て方

ホテイアオイは株をホームセンターで購入してきて育てる方が一般的です。

初夏ごろにホームセンター販売がはじまります。

育てるためには、水辺が必要になるので、睡蓮鉢などの水が溜めれるものを用意しましょう。

日当たりの良い場所を好むので屋外で育てるようにしましょう。
屋外であれば半日日陰の場所でも育てることができますよ。

基本的には水さえあれば簡単に育てることができますが、寒さには弱いので一年草として扱うか、冬の日が出てないときは室内に入れて管理すると多年草として活用することができます。

ホテイアオイの育て方のポイント

ホテイアオイを育てる時の注意点やポイントをまとめていきます。

ホテイアオイを育てるときに注意するところは以下の点です。

  1. 冬には室内に移動させるか、ビニールハウスなどで保護する必要があります。
  2. 成長が早いため、定期的に間引きや栄養補給を行うと良いでしょう。
  3. 病気には注意が必要。薬剤を散布する場合はビオトープの生き物(メダカやエビなど)に被害が出るので散布しないようにする必要があります。

ホテイアオイに多い病気

葉腐病

葉腐病はホテイアオイでよくある病気のひとつ。最終的に枯れたようになり、ホテイアオイがダメになっていきます。春と秋に発生しやすい病気で基本的に土壌で育つ植物に発生しやすいです。 葉腐病を発見した場合は、直ちに発生した葉っぱを切り取りましょう。腐って落ちた葉っぱが、水質を悪化させトドメを指す可能性があります。

赤斑病

赤斑病は葉っぱに、赤色~茶褐色の斑点が付く病気です。初期症状では何もしなくても問題ない場合が多いです。薬剤での治療が有効ですが、薬剤を使用するとメダカや金魚とは一緒に入れることができなくなるので、注意してくださいね。


今回はここまで!

ホテイアオイはその美しさと水質浄化の能力から人気のある水生植物です。
ビオトープにぴったりの植物で綺麗な花もさかしてくれるので、お庭やベランダを彩ってくれます。

ビオトープに興味がある人はぜひ育ててみてね。

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